人気の投稿

2009年5月21日木曜日

第16回三と一の会のお知らせ

「書物を読むのはごく悪うございます。有体に云うと、読書ほど修業の妨げになるものは無いようです。私共でも、こうして碧巌などを読みますが、自分の程度以上のところになると、まるで見当がつきません。それをいい加減に揣摩する癖がつくと、それが座るときの妨になって、自分以上の境界を予期してみたり、悟を待ち受けてみたり、充分突込んで行くべきところに頓挫ができます。(後略)」
「門/夏目漱石」

主人公宗助が、禅寺において一向に公案の要領を得ることができないのに業を煮やし、あれやこれやで脳を疲れさすより、いっそその道の書物でも読んだ方がよくないかと、僧に尋ねた時の答えがこれ。
penguin99さん、やはり「禅」は知的思弁を排除するのですよ。日本語に「体得」という良い言葉ありますが、「体=身体」は避けて通れそうもない。

やっと、本題。

標記のとおり、第16回を6月5日(金)に行います。
19時よりちよだプラットフォームにて。
プレゼンターはしょうたろうくん。
テーマは「おカネの本当のしくみ~大学では決して教えない金融の根本原理」です!

ご参加お待ちしてます。


4 件のコメント:

  1. ryoさん、ブログ開設おめでとうございます。
    いつも深いお言葉をありがとうございます。
    ryoさんのように良い言葉は出てこないので、代わりに最近あったことからの学びを。

    土曜日に知人の手伝いで木の遊び場作りに汗を流しました。無心でノコギリやトンカチを使い、何事も体験してみることの素晴らしさを改めて痛感。
    答えは自分が持っているけど、やってみなければ見つけられない、常に新鮮な感覚で身体と心を使っていきたいです。
    慣れないトンカチで失敗して指をたたいてしまいましたが。。。

    返信削除
  2. Masaさん、コメントありがとうございます。
    それこそまさしく「体得」!
    古の達人の境地もまさにそれだと思います。
    「手足身が堅く覚えたその技は
     心はさらにいらぬものなり」 沢庵禅師

    返信削除
  3. 田村です。

    >主人公宗助が 〜 いっそその道の書物でも読んだ方が...

    「十牛図—自己の現象学」上田 閑照 で、この実話を読みました。
    著者が師匠に散々に痛めつけられた挙げ句に、本屋で禅の本を買ったのを同様に咎められたそうです。
    かといって、右脳型に切り替えるのは至難の技です。

    これを踏まえ、左脳型の私が辿り着いている方法論は...
     1)世の中は不規則で混沌としている
     2)数学・物理学を学び、直観で複数の規則性を見つける
     3)更に考え、複数の規則性を一つにする
     4)更に考え、一つの規則性を「無」にする

    これが自己流の「理系修行」です。
    この規則性がTOCであったり、ORであったり、数学であったりする可能性が残っています。
    (最も濃厚なのはひも理論?)
    それを理解した上で、自分と一体化させて「無」にならないもんかと、「夢」を抱いています。
    十牛図で云えば、「得牛」までは来ていると勝手に思っています。
    右脳型ではなく、あえて左脳型(少なくともスタートだけは)で直観に近づくのが狙いです。
    まるで、池澤先生に教わった思考法のようですね(笑)

    まぁ、北宗の漸悟で構わないので、ゆっくり好きにやってみます...

    #20時間程、鉄道ダイヤと睨めっこしてより良いダイヤを
    #考えています
    #鉄道ダイヤって傍目からは左脳型課題に見えますが、
    #煮詰まった壁を崩すのは理屈ではなく直観です
    #鉄道ダイヤは究極の右脳課題かもしれません...

    返信削除
  4. 田村さん

    MBTI研修楽しみですねぇ。
    田村さんが果たしていかなる類型に入るのかとても楽しみです。
    完全な野次馬根性ですけど。

    返信削除