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2011年11月13日日曜日

だからいわんこっちゃない!

本日二度目の投稿です。

Yahooのヘッドラインニュースみまたしたか?


日米首脳会談 オバマ大統領、非関税障壁撤廃求める 今後の厳しい交渉暗示される場面も

野田首相は12日、ハワイでアメリカのオバマ大統領と会談し、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の交渉参加に向け、関係国との協議に入る意向を伝えた。(フジテレビ系(FNN))
[記事全文]

ということが早くも出てきました。TPPなんぞ国を滅ぼす元だと反対している人たちにとってみれば

「だからいわんこっちゃない!」という冒頭の言葉になります。

非関税障壁とは、要するにアメリカの気に食わないこと全てが当てはまります。例えば、アメリカ車は左ハンドルなのに、日本は右ハンドルなのはけしからんとかね・・・。これは極端な例ですけど、ほんとに何でもありなんだよ。

比較的知られた話では、日本の高速道路で二人乗りが認められるようになったのは、アメリカが日本に提出した年次改革要望書にそれがあったから・・・。日本でハーレーが思ったよりうも売れないのは、その制限のせいだということで、アメリカの業界団体がアメリカ政府に圧力をかけて、その圧力がアメリカ政府から日本政府にかけられたということ。高速道路での二輪車の二人乗りの禁止というのも彼らのいう非関税障壁なわけだ。

政府や推進派が言っていた「保険診療は交渉分野に入っていない」という言葉は、もうすでに「でたらめ」だったことが明白。アメリカはここぞとばかりにたたみかけてきますよ。日本の商慣行の全てを標的にしますね。間違いなく!それが交渉分野に入っていなかったのは、そこに日本市場がなかったからにすぎません。

簡単に想像がつくのは、今の「エコカー減税」についてのいちゃもんですね。アメ車はその恩恵を受ける車種がありませんので、それも「非関税障壁」になるでしょう。また、車検制度とかもその俎上にのぼるかも知れません。


これは松尾さんから聞いた話ですが、今のSuicaはソニーの技術が採用されているらしいのですが、これは全世界を対象にプロポーザル形式で募集したらしいですね。その際の技術基準が

「非接触型で0.2秒以内に情報を読み取れること」

だったのですが、これにアメリカ企業はかみついたらしいですよ。

「そんなことができるわけがない。日本の企業は実現不可能な技術を条件に参入ハードルをあげているに違いない」とね。これも彼らの目には「非関税障壁」に映ったのです。

ところが、こういわれたJR側は慌てずにこう切り替えしたらしい。

「ラッシュ時の新宿駅の改札をみてきてください。0.2秒以内に情報を読みとらなければどんな事態になるかがわかります。」

アメリカ企業は納得したらしいですがね。

オバマ政権は輸出倍増戦略を掲げ、なりふりかまわず輸出攻勢を仕掛けてくるでしょう。そんな中に日本がのこのこ出て行くのは、ほんとに焚き火の中にまきを背負って飛び込むようなものだ。

なぜ、こんなことがわからないのか?

今日はこれまで。




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