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2011年2月8日火曜日

本当の民主主義って・・・

日曜日の選挙で再選された名古屋市長が、テレビのインタビューでさかんに「本当の民主主義」って言ってました。「本当の」があるということは「嘘の」それがあることになりますが、一体何のことなのでしょう。

マスコミへの露出度の高かった名古屋市長ですが、彼は市民税の10%減税と市議会議員の給与削減を公約にしてましたね、確か。どちらも大衆への迎合の匂いがプンプンと匂ってきそうですが、その真意やら、ビジョンやらがいかほどの実現可能性を持つものやらは、僕はまったくわかりません。しかも、彼は「減税日本」とかいう政党を立ちあげもいる。僕は「減税」というのは手段にしかすぎないものだと思っていましたが、そういうものを政党の名前に冠するなど、どうもその感覚を疑ってしまいます。

とはいえ、かつてこの国が選挙制度改革の熱病に懸かっていたころ、新党が乱立した平成の初めの頃ですが、「太陽党」とかいう名前の政党まであったことを考えれば、何でもありですな・・・。

ただ、ひっかかるのは彼の言う「本当の民主主義」と言う言葉です。

彼は、直接民主制こそが本当の民主主義と言っているのかしら?民主主義というのは、要するに多数決で物ごとを決めることでしょう。それはなぜかといえば、多数の意見の方がより確からしいからというある種の憶測と経験と、希望が込められているからですね。ならば「嘘」の民主主義とは一体何のことなのか?彼は単に首長と議会とのねじれをさして「嘘」と言っているに過ぎない。ならば言うべくは「主義」の問題ではなくて、制度の問題であるべきでしょうね。

政治家というのは、時に無知蒙昧な有権者を叱らなければならないとは思いますが、今の政治家はやれ「民意」だ「国民目線」だと言い募るだけですから、そんなことは到底できっこない。一方の有権者は「俺たちが選んでやった」とかいう高飛車な態度を示す・・・。もう全てがめちゃくちゃなわけですね、この国は・・・。

自宅の近所に住む自民党の市議会議員は、毎夜たすき掛けをして駅頭に立ち、ゴミ拾いをしてます。もう数年になりますね。選挙前だけのパフォーマンスかと思いきや、当選後もずっと続けてます。僕は偉いとも何とも思いません。かえって軽蔑します。政治家なら、そんな暇があるのならもっと勉強しろと言いたい。仮に駅頭に立ってゴミ拾いをするなら、名前の入ったたすきなんぞかけずにやれと・・・。


今日はこれまで。


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