1995年。この国が戦後50年を迎えた前後に、密かに決意したことがありました。
「大日本帝国への鎮魂歌=かつての日本をそんなに悪く言うな!」
というテーマで本を書こうと思ったのです。目次構成は以下のようになります。
1.大日本帝国の誕生
2.明治のサムライたち
3.滅びの序章
4.日本人かく戦へり
5.帝国の終焉
6.帝国の解体
7.帝国の残影
こんな感じです。父親に50年前のことを思い出してまとめてくれと頼みました。その文章を読んで初めて知った事実もありました。父親は海軍予備学生に応募するつもりで、父親(僕の祖父)から白鞘の短刀まで買ってもらっていたそうです。僕はびっくりしました・・・。
いろいろと考えているうちに小林よしのり著「戦争論」が出てミリオンセラーにまでなりました。同書は、僕が書こうと思っていた「4.日本人かく戦へり」そのままです。
ということで、僕のアイデアは先を越されて(?)その本を書くことを断念しました。ただ、漫画という形であれだけの読者を獲得し、それがあまりに売れたので、かなり当時の言論界に衝撃を与えたこました。それは僕にとってはうれしいことでした。逆にサヨクの人たちはかなりショックだったろうと思います。その後、同書を題材にした論戦は各月刊誌やら、書籍やらでかなり繰り広げられました。ただ僕からみたそれは、単なるイチャモンでした。
あれから既に10年以上が過ぎているとはどうも信じられないな。
ホントに月日の経つのは早い・・・。
ホントに月日の経つのは早い・・・。
今日はこれまで。
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