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2010年6月14日月曜日

タイムリーではありませんが・・・

第94代の日本の総理大臣に管直人が就任しましたね。
何でも、支持率は59%にも上っているそうです(6月14日読売新聞)。

これまで、眼のうつろな御仁についてはこのブログでもかなり批判して来ました。
信念もなく、リーダーシップはとれず、しかも「友愛」などどいう言葉を恥ずかしげもなく使う、
さらには「命が大事」だ等と言う・・・。彼の御仁は私にとって不倶戴天の敵も同然でした。

私自身は、新総理に対して好悪の感情はほとんどありません。
世襲議員ではなく、草の根の市民運動家あがりの総理ということですが、
政治信条はさておき、政治家としての力量、資質については私は判断できる要素をあまり持っていません。
しばらくはお手並み拝見でしょうね。
彼の目指そうとしている、おそらく「大きな政府」も明確なひとつの政治理念であるでしょうから、
「小さな政府」の対立軸となりますし、その両者の密度の濃い議論が衆目にさらされることになれば、
少しはこの国の「民意」とやらもムードに流されないだけのなにものかを得る事ができるようになるかも知れません。

来月の参院選はどうなるんでしょうね。
民主党が過半数を獲得してしまったら、もう民主党のやり放題となります。
それを是とするか非とするか・・・。
逆に、民主党が過半数を獲得できなかった場合は、完全な「ねじれ」となって政策はかなり停滞するでしょう。
どっちに転んでもあまり好ましい状況ではないですね。

最後にどうしても言いたい事は、「マニュフェスト」なるものの空しさです。
衆院選でそれを掲げて戦った民主党は、一体いくつのそれを実現できたのでしょうか?
それをきちんと総括せずして、またもや「マニュフェスト」なる「空語」をまき散らすのは本当にやめてほしい。
そもそも、国防予算に匹敵するほどの財源が必要となる「こども手当」は、彼らは「予算の組み替え」と「無駄を削る」ことによって十分に捻出できると言っていたのですよ。「事業仕分け」なるものの目的は、そこにあったはずです。しかしながら、いざふたをあけてみたら、1兆円にも満たない予算削減しか成果を挙げられなかった・・・。成果は目的に対して測られるものですから、その意味で事業仕分けは成果0ですよ!国の事業の無駄が明らかになったとかいうのは成果でもなんでもないはずです。

野党時代の情報と政権与党の情報は当然差があるはずでしょうから、政権与党になってよく検討してみたらとてもじゃありませんが、マニュフェストのいくつかは絵空事でした、ごめんなさい、とはっきり総括して言うべきでしょう。そして過ちを認めたら、それを正せばいいのです。それが最低限必要な礼儀だと思うのですが。

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