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2010年9月28日火曜日

組織能力とは 番外編2(対中問題)

 どうも、この問題から離れられなくて困っています。


報道によれば、中国は漁業監視船という名の武装船を尖閣周辺海域に派遣しているとか・・・。もうこうなっては、この国に為す術はありませんね、残念ながら。中国は、尖閣諸島を自国領土だと宣言してます。したがってその領海で漁船が操業しようと、ガス田の開発を進めようと、他国にとやかくいわれる筋合いはないという事ですね。


今後は、海上保安庁の警備船が中国漁船を排除しようとしてもその漁業監視船なるものが、海上保安庁の船の行動を妨害するだけでなく、攻撃してくる可能性が大いにあります。その漁業監視船なるものがどのような武装をしているのかわかりませんが、海上保安庁の警備船も対した武装はしていないでしょう。正当防衛ということで反撃はできるのでしょうが、中国漁船を排除するという警備目的を完遂できるかどうかは甚だ疑問です。




「それならば海上自衛隊の艦船を」


こういう勇ましい意見も出ている様ですが、自衛隊でも同じ事ですね。大体、自衛隊の艦船が出ているからといって、おめおめと引き下がるような国ではないでしょう。しかも、普通の国家なら当然あるべき「交戦規定」がこの国にはありませんので、正当防衛以外では攻撃できません。つまり、領海を侵犯されても、警告や威嚇射撃だけでそれ以上のことはできないのです。ただ、万が一相手から攻撃を受けた場合、こちらは海保の船とは段違いの攻撃能力を持っているので、相当な打撃を中国に与えることはできると思いますが、これも「武器比例の原則」とかいうおそらく刑法の範疇ですが、例えば中国船が機関砲で自衛隊の船を攻撃しても、いくら正当防衛とはいえ対艦ミサイルやらの機関砲以上の武器では反撃できないのです。過剰防衛になるんだとか・・・。普通の国家の場合は、自国防衛に国内法である「刑法」が適用されることはないのではないでしょうか。これは勉強不足で確かなこととは言えません。




「修理代金を請求する」




とか政府は言っていますが、これは国内向けに言っているだけでしょうね。本気で言っていることとは到底思えません。




 新聞によれば、あの眼の虚ろな御仁は「私ならばもっとうまく対応できた」と言って菅総理を非難したらしいですが、そういう「秘策」があるのならば、国家の為に進言すればいいでしょう。なぜ進言しなかったのか。僕は、文章だからこそ過激な物言いはしたくないと気を付けているつもりですが、彼の御仁に対してはどうもその節度を守れそうにありません。心の底から腹が立ちます。


「頼むから死んでくれ」


これが偽らざる僕の心境です。




さて、対中問題。


このまま手をこまねいていたら尖閣諸島は間違いなく中国のものになってしまいます。どうしたらいいのでしょうね。米国海兵隊と陸上自衛隊の共同訓練とかで尖閣諸島に上陸訓練をして、そのまま居座ってしまうということは出来ないんでしょうか。日本をなめきってはいても、米国と事を構える事は中国も望んではいないでしょう。




「フロントがアホで野球ができへん」


かつての阪神の投手、江本はこう言って現役を引退したんですよね。
現場の海保の職員も、同じようなことを思っているのでしょうね。志気の高い現場、能力ある事務方・官僚がいてもそれを使いこなすトップの質が悪ければどうにもならない。昨日も書きましたが、明治新政府を支えたのは旧幕臣です。そしてそれを使いこなしたのが維新の創業者なのです。幕府末期には、彼らを使いこなすことができる人物が幕府内にいなかっただけです。


明日からは、また江戸時代に戻りましょう。


今日はこれまで。


















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