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2011年8月22日月曜日

年月

「としつき」と読んでもらいたい。

24時間テレビで、ランナーの徳光さんを激励するためにスターター役となって現れたミスターこと長嶋茂雄。僕の世代はおそらく彼の現役を知る最後の世代。彼があの名セリフを残して引退したのは、僕が小学校5年生の頃だったと思う。

だから、僕の中では彼は背番号90をつけた長嶋監督だ。

いつだったかの巨人と西武の日本シリーズ。

巨人軍は、九段下のグランドパレスに宿泊し、そこから東京ドームへ出かけていたことがある。ホテルの玄関前には選手を乗せたバスが並び、そのバスの最後尾に彼は座っていた。

思わず、無意識に僕は手を振った。そして彼は僕を見て手を振り返してくれた。

彼にはオーラがあった。

不自由な右半身を引きずりながら歩く彼の姿は、往時を知るものにとってかなしい・・・。もちろん、元気になってまた僕らの前に姿を見せてくれるのはうれしい。しかし、もうすっかりおじいちゃんになってしまった。

考えると、この僕もそれだけ年をとったのだが、それを知るのは他人を鏡としてみた場合のみ。
いつまでも自分だけは若いつもりでいるのだが、それが錯覚だと思い知らされる・・・。

今日はこれまで。

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