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2011年4月16日土曜日

いつの間にか・・・

桜が散ってしまって、花吹雪の残骸のみが道に敷き詰められているようになってしまいました。
昨日、一昨日と気温がかなり高くなり、昨日は半そでで過ごしました。

もう20年近く前のことですが、GW前に会社へ半そでで出勤したところ、

「今から半そでで夏になったらどうすんだ」

と上司に言われたことを覚えています。今では、GW前に半そでは何の違和感もありません。つい先週までは暖房をつけていたのに、今は窓が開け放たれ、春のにおいを部屋の中にまで入れ込んでいます。日本の「四季」という明確な区別は既になくなりつつあることを感じます。

新聞は、未だに震災の大きな傷跡に紙面を割いていますが、最近頻発する余震には慣れっこになってしまっています。ただ、ひとつ異なることは原発を真っ先に考えるようになったことです。死者・行方不明者の総数は25,000人を超えました。阪神大震災の時とは違い、初動の救助体制が批判されることはなかったですが、原発問題にかかりっきりになり、生き残った人びとへの対応が後手に回ったことが批判されています。

そろそろ、政府のこれまでの対応が批判の俎上に上り始めたように思います。石原慎太郎は、民主党を「未熟」な集団と言いましたが、僕もまったくその通りだと思います。「政治主導」と言い募った挙句、官僚らをないがしろにした結果が今の混乱を招いたことも否定できません。

この国のトップである総理に必要なことは、現地視察へ何度も行くことではなく、様々な状況に対して決断して、進むべき方向性を指し示すことです。リーダーシップということの意味を履き違えているとしか思えません。読売新聞によると、政府は消防、警察、自衛隊に対し、「何人救助したか報告しろ」という指示を出していたとか・・・。政府の得点にしようとしたことは明らかです。そんな数字に何の意味があるというのか。官僚組織にとってみれば余計な事務作業でしょう。

僕は自民党政権だったら、もっとましな対応ができた、できているとも思えないです。所詮はこの国の「民意」なるものが選んだ政治家の集団ですので、政治家の体たらくはそのまま民意がそうだということになります。

買い占めに奔走し、根拠のない放射能汚染に神経質になる・・・。この、単に消費者であってそこに一片の「公徳心」のないような人びとが選んだ政治家に今以上の何を求めようとするのでしょうか。

そして、震災によってうやむやになっていますが、この国の総理が外国人から政治献金を受けていたということ、その追及をぜひともやってほしいと思います。前原氏はそれが原因で外務大臣を辞したわけですからね。もし総理へのそれが事実なら、当然のごとく辞めざるを得ません。

今日はこれまで



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