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2011年4月1日金曜日

東北・関東で大地震 番外編その2


 以前、「白河以北一山百文」という記事を書きました。



今回の災害の様子をみると、再びその地理的・歴史的区分を考えざるにはいられません。

「裏日本」という言葉があります。太平洋側の「表」に対して、日本海側の「裏」ということです。明治維新後の近代化へ整備も表が優先され、裏は常に二の次でした。鉄道網の敷設をみると、その差は明らかです。当然、それは近代化=産業化への遅れを意味します。


戊辰戦争で朝敵となった会津藩(=福島県)は、その汚名をすすぐことこそが願いでした。昭和天皇の皇后にかつての会津藩主松平容保の孫娘が選ばれてご成婚されたときには、会津の人々は日清・日露の戦勝よりも喜んだといわれています。

「これで逆賊の汚名が晴れた!」


 天はなぜ、今再び、白河以北にこのような試練を与えたのか?また、「表」、「都」との差をつけんがためか・・・。

昨日の読売新聞には、覚えたばかりのひらがなを使って、いまだ行方不明の母親に手紙を書く4歳の少女の記事が出ていました。涙なくしては読めるものではありませんでした。その少女を一人残し、両親も弟も行方不明なのだとか・・・。そして、父親の携帯電話を「かかってくるかもしれない」と言って、握り締めて離さないそうです・・・。

最近の新聞は、人前では読めませんね。涙が出てくるものばかりです。

同じく、読売新聞の編集手帳では、3月11日以降の日本人はそれまでとは変わった、と書いていました。
「人の痛みと悲しみ」に涙することが多くなったと・・・。

義援金も総額で700億円を超えたとか。そのうち海外からの義援金も120臆円あるらしいです。

1日も早く、被災地の復興が成し遂げられ、全世界に対しての「応援ありがとう」というメッセージを送ることができるように願わずにはいられません。

今日はこれまで。

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