人気の投稿

2011年4月7日木曜日

31,690人

少し前に「数」というタイトルで書きました。

http://3and1-ryo.blogspot.com/2011/03/blog-post_30.html

今日はその続きかもしれません。


タイトルの数字は、平成22年の日本の自殺者数です。

10年以上に渡って3万人を超えているんだとか・・・。しかも、人口10万人当たりでみた自殺率では、G8、OECD加盟国の中で断トツの1位、世界全体でみても第4位という高水準らしいです。

「死をもって償う」という心性や、さらには「切腹」というものが儀式化した日本と、他の世界各国との「死生観」を比較することはあまり意味を成さないと思いますが、この3万人という数字は非常に大きな数字だと思います。一昔前、交通事故の死者数が1万人を超えていたころは、毎年「日清戦争」の戦死者数よりも多い人が交通事故で亡くなっていると思っていたのですが、自殺者数はその3倍ですからね。

2003年に始まったアメリカの対イラク戦争の戦死者数総計、丸7年経過しているわけですが、その数は33,000人なんですよ(出所:http://www.antiwar.com/casualties/)。ほぼそれと同じ人が毎年この国では命を落としていることになります。何とも驚くほかありません。

ちなみに、この公式な戦死者数ですがトリックがあります。これはあくまでも軍人の死者数なのです。戦場に軍人以外の民間人がいるわけがないと思うかも知れませんが、実はアメリカ軍にはそういった後方支援を民間の会社に業務委託しているのです。たとえば、食事を作ったり、食料を輸送したり、基地周辺を警備したりということですが、この業務委託先の戦死者はその統計には含まれないのです。なぜなら軍人ではないから。

今回の震災の死者・行方不明者の多さにはホントに愕然としてしまいます。一瞬のうちの出来事ですからね・・・。

今日はこれまで。

0 件のコメント:

コメントを投稿