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2010年11月28日日曜日

地球滅亡 もののあはれ

 何億年後かは忘れましたが、いずれ地球は消滅するらしいことは確実なようですね。

膨張し続ける太陽にのみ込まれてしまうのだとか・・・。もちろん、その数億年間には全ての生物は死滅しているらしいですが。

前に地球誕生の約45億年前を1月1日とたとえると、人類の誕生は12月31日午後11時37分であると、ここで紹介しました。

http://3and1-ryo.blogspot.com/2010/09/blog-post_11.html


どんな星にも必ず寿命はあるわけで、その星の寿命が尽きる時が地球の消滅する時だということです。

昨年「2012」とかいう映画がありました。マヤ文明の暦が2012年で終っていることから、人類の滅亡を暗示しているということで、地球の大規模な地殻変動が人類を滅ぼすと・・・そんな話です。

内容的には全くの駄作。ただCGにおカネをかけているだけのお決まりのハリウッド映画ですが、「絶対に助からない」という事態を人間はどのように受け止めるだろうかと考えます。

運命として受け入れることができるのでしょうか。

果たして僕自身はどうなのか。その最後の時を迎えて、恥ずかしくないふるまいができるか否か。
静かにその悲劇を受け入れることができるのか、どうも、そんなことを考えてしまいます。

悲劇といえば、哀しい琵琶の調べとともに語り継がれた「平家物語」は、かなり長い間に渡り、そして僕ら現代人が想像するよりももっと、庶民の間に浸透していました。

「祇園精舎の鐘のこえ諸行無常の響きあり」

日本人にとっては、「無常」ということが「悲劇」と受け止められました。悲劇とはなんでしょう。

人智にはどうすることもできないものの一つではないかと僕は考えます。桜の花に対する感傷めいたものも、そのひとつかと思います。

本居宣長はやまとごころを称して「もののあはれ」と喝破しました。

まさしくその通りだと思います。


今日はこれまで。

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