人気の投稿

2011年1月4日火曜日

AppleとSony

 1995年、世は挙げてWindows95の発売に浮かれている時、わが家が選択したのはMacintosh。
機種名はperformaでした。今とは比べるべくもない性能ですが、内蔵モデムの速度が9600bps、内蔵メモリは16mbで、買い足した同容量のメモリが5万円近くした時代です。

「こんなパソコンを考え出した人間は一体いかなる人間なのか」

そのPCに触発されて、「Macintosh開発物語」を読み、今では知らぬ者のないスティーブ・ジョブスとスティーブ・ウォズニアクの二人のapple創業者を知るに至りました。そして「Windows95何するものぞ」と、熱烈にMacintoshのファンになりました。その当時の機械に感動した心持ちは今でも鮮明に覚えています。その後も多くの関連書籍を読み、「MacFan」も数年購読し続けました。

それからしばらく、家でも会社でもMacintoshを使っていました。仕事での不便は多少感じましたが、頑なに使い続けていましたが、仕事ではメールで大容量のファイルのやり取りが日常化するに及んで、遂にWindowsの軍門に降ったのが2005年です。それ以来、仕事でMacintoshを使う事はなくなりましたが、家ではその後2台のMacintoshを買い替え、今では4台目。僕はWindowsのノートPCにどっぷりと浸かっています。


「機械」に驚く、感動するというのは、実はそれが2度目の経験です。最初は初代のウォークマンが発売されて間もなくでした。それでYMOを聞いた時の感動も、未だに忘れられません。Sonyというのは、僕が小さい頃から、今で言うブランドイメージは他のメーカーとは異なっていたように思います。少なくとも僕にはそう感じられました。その当時「流石はSonyだ!」と思ったのを今でも覚えています。

appleはその後もまさしく世界を変えるような商品を生みだし続けていますが、Sonyは一体どうしてしまったのでしょうか?残念でたまりません。何といっても韓国企業に売上で追い越されるなど、痛恨の極みです。

日本企業の製品というのは、どうも「優等生」すぎるような気がする。「面白み」がないのです。車でも、何でもそうですね・・・。そう感じるのは僕だけではないでしょう。


本日(4日)の日経記事によると、appleはサプライヤーとの協働、SC構築についても他社を一歩も二歩も先んじているらしいですね。ものづくりと、それを支えて継続的に市場に出し続けること、つまりは一貫したシステムが今の優位の源なのでしょう。

日本企業が、そして日本の製品が世界を席巻した時代は再び巡ってくるのでしょうか。

今日はこれまで。

0 件のコメント:

コメントを投稿