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2011年3月29日火曜日

「神の使い」の警告?

パンダの話です。

パンダはそもそもが肉食動物らしいのですが、なぜ笹しか食べなくなったのか、その原因は一切不明らしいです。笹を体内で消化する酵素がなく、そのためそこから栄養を吸収するのが非常に非効率なんだとか。だからものすごい量が必要になるらしいです。

また、パンダの繁殖期は1年のうち僅か数日間。その期間に交尾しなかったら、また1年待つしかないらしいですね。ですから人工的に繁殖させるのがとても困難だとか。今は人工授精でその障害を乗り越えているらしいですがね。

さらに、めでたく妊娠したとしても、生まれてくる頭数は1匹が通常で、たまに2匹以上生まれても、母パンダは1匹しか育児をしないのです。だからあぶれたもう1匹は自然の状態ならば死ぬしかないわけです。そして、皆もよく知っているようにパンダの赤ちゃんは、成獣の巨体からは想像もつかぬくらいちっちゃくて、そこから成長して大人になるのには非常に危なっかしいような気さえします。

どうもですねぇ、パンダは繁殖、生存することを拒んでいるような気がするのですよ。人の手の入らぬ自然界で、このような脆弱でか細い繁殖能力が生き残るわけがないでしょう・・・。パンダがその愛くるしい姿と、愛嬌のある仕草で人間の人気者になってからまた半世紀も経っていないと思いますが、それからは人工的な環境と、人工的な繁殖技術、飼育技術で種の保存が図られていて、人間に発見されたとき、もしかしたらパンダという種は自らその身を滅ぼそうとしていたのでは?と考えてしまいます。

パンダは、きっと昔は肉食で繁殖能力も普通の野生動物程度はあったのだ。それがこの世界の人間どもの為すことに愛想が尽き、緩やかな種の自殺をするために、肉食から草食へと変換したのですよ。そして繁殖能力も低下し、育児も1匹のみとした・・・。つまり種の進化ではなく退化です。

そんな時、つまりもう少しで種の集団自殺が可能となったとき、偶然人間に発見されたのではないかな。

僕なんかそう、考えてしまいますね。だから、タイトルの「神の使い」なのではないかと・・・。

勝手な妄想ですが、種が集団自殺することもきっとあり得るのだと思います。そして、パンダはその魁なのですよ、きっと。

自然というのは実に恐ろしいですね。この「恐ろしさ」というのは、何でもありだなという恐ろしです。

今日はこれまで。


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