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2011年3月27日日曜日

節電・・・

原発事故が未だ予断を許さない状況です。

厄介なのは、仮に安全宣言が出されて事故が終息したとしても、多くの様々な問題が尾を引くということでしょうね。たいして被害もない首都圏ですら、野菜の不買がおこったり、水の買い占めが起こったり、風評被害による影響が農水産業でなかなか終わらないことは容易に想像がつきます。それに観光地としてのイメージも大幅なダウンは避けられそうにありません。

何でもドイツでは「反原発」のデモに25万人集まったんだとか・・・。欧州は陸続きですから、どこか1国でも原発の事故があれば、全欧州がその被害をこうむることになります。神経質になるのもむべなるかなと思います。

CO2も排出せず、原子力でもない新たなクリーンエネルギーの創造に向けて、世界はその叡知を結集させる必要があるかもしれませんね。もちろん、日本がそれを独力で成し遂げたなら、それに勝る喜びはありません。何としても「1番」にならなければならない・・・。

かつての陰翳を楽しむ時代に戻りますか・・・それは個人でならいいだろけど、もうそんな社会へ後戻りは出来っこない。

Yahooのトップ画面で電力消費グラフがでています。緑黄赤の色分けで電力の消費状況が一目でわかるようになったものです。ただ、供給量(電力)というものがあまりにも大雑把すぎて、どうにもピンときません。東京電力の通電範囲って、どこからどこまで?それがわからない状況であのグラフを見せられても、全然節電への強い動機づけにはならんな。もっと範囲を狭めたとしても、それが強い節電への動機づけになるとは到底思えない。だって、皆が考えるべきは「日本のエネルギー政策」そのものでしょう。節電は確かに大切ですが、それは企業に例えれば、あくまでも経費削減という消極的なものでしかすぎない。「節電」という国民運動はあくまでも現状対処の方策で、将来への方策ではない。ビジョンがないまま右往左往するのは、日経が得意気に語る「戦略不在」ということ。

仮に、オンタイムでグラフが増減したらどうでしょう?おそらくネット上で「明日の19時の消費電力を10パーセントさげてみせよう」とかいう動きがでて、その通りの結果がでるかもしれません。それにはどの程度の人間の協力が必要なのか想像ができませんが、不可能な話ではありません。ただ、それが実現できたとしても、社会現象としては大変に興味深いとは思いますが、本来考えるべき日本の電力、エネルギー事情へ何の影響も与えないマスターべ―ションのようなもの・・・。


少なくとも一般家庭の消費電力は、太陽光発電で賄えるようにしたらいいのではと思うのですが、今の性能では、とても夏場のピークの消費電力を賄うことは無理らしいしですね。でも、各家庭へのその設置を義務付けたらいかがでしょうか。もちろん国の補助で。そうして各メーカーがその性能発揮へしのぎを削れば、必ずや飛躍的な製品が出てくるのもそう遠くない将来に実現しそうな気がします。あくまでも希望的観測ですが・・・。


今日はこれまで。

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