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2011年3月14日月曜日

東北・関東で大地震 その3

 「日本人とは驚嘆すべき国民である」

と自らの日記に記したベルツ博士。

http://3and1-ryo.blogspot.com/2010/11/blog-post_10.html

この感慨が、全世界のメディアによって再び呼び起されました。今回の大惨事への日本人の冷静沈着な対処を、海外メディアは「驚嘆」の目をもって配信しています。

各国の記事をみるにつけ、まるで渡辺京二著「逝きし世の面影」を読んでいるかのような錯覚を覚えます。

http://3and1-ryo.blogspot.com/2010/10/blog-post_19.html


ただただ、胸が熱くなります。


さて、海外からの救助隊も続々と来日し、今日には実際の救助活動にはいるのだろうと思います。地震発生後、自衛隊、警察、消防、海保など大多数が動員されたと思うのですが、一体その統一運用指揮を執るのは誰なのか?という疑問があります。よく知られたことですが、アメリカにはFEMAという組織が緊急事態には立ちあがり、そこがすべての指揮をとるようになりますが、日本では一体どうなってるのか。未だ県単位で、県知事を長とする災害対策本部がそれぞれの県内のみの活動指揮を執ることになっているのでしょうか。それではどうも効率的な部隊運用はできない気がする。今回は、複数県が同時に被災しているので、県単位の指揮ではそれぞれがエゴを出すような気がして、たとえば在日米軍の艦船をよこせとか、ヘリをもっと出せとか、そんなことにはなりはしないのだろうか。

テレビのニュースでは、「警察庁発表」とか「防衛省発表」とか、その提供元がバラバラです。本来ならば、一本化すべきものでしょう。だとするなら、情報の一元的な集約をなす機関が存在しないのではないでしょうか。

余計な心配だとは思いますがが、在日米軍の艦艇は海上自衛隊との共同歩調で、混乱は生じないとは思いますが、それ以外の海外援助隊は日本のどの機関の誰の指揮命令を受けるのでしょうか。きちんと考えられているのでしょうか・・・。


日本の民草の行動を驚嘆した海外メディアが、今度は日本の官権の行動にがっかりするのではないかと心配しています。

地震発生後、不眠不休で頑張っている人たちには敬意を表します。そして、もうしばらく頑張ってくれと願わずにはいられません。

今日はこれまで。

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