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2011年5月20日金曜日

管直人内閣総理大臣殿

という書き出しで始まる一文を、西岡武夫参院議長が読売新聞に寄稿しました。

菅首相、貴方は即刻、首相を辞任すべきです。

とストレートな物言いで始まり、彼にはこの国難を乗り越えるにに必要な「必死さも、決意も、術もなく」と一刀両断に斬って捨て、最後は以下のように締めくくられています。

私は、いま、己の長い政治経験と、菅政権を誕生させた責任を感じ、断腸の思いです。
読売新聞によれば、三権の長である参院議長が、行政府の長たる首相の退陣を求めるのは極めて異例とのことらしいですが、ホントにそうですね。よほど腹にすえかねたのでしょう。

しかしながら、この西岡なる人も本当に責任を感じているのなら、せめて自ら職を辞すくらいは必要ではないか?「責任を感じ、断腸の思い」であるなら、その責任は一体どう果たすつもりなのか?

その決意もないくせに、ただその言葉を口に出されても「口先だけ」と思われる。そしてますます「言葉」の重みが喪われていく・・・。そのことの弊害も、菅総理が辞職しない以上に大きいことを忘れてはいけません。

もっと言うなら、教養のかけらも、彼の断腸の思いも、そんなものはみじん感じられぬ文章なのには驚いた・・・

今日はこれまで。

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