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2010年12月18日土曜日

小中学生体力テストから 「またも負けたか8連隊」

小学5年生と中学2年生の男女、全国で40万人あまりの調査によると、それら児童の体力の低下に歯止めがかからず、上位の県、下位の県が固定化してきているらしいです。16日のNHKのニュースです。上位には福井県、下位には大阪府が名を連ねていました。確か大阪は学力テストでも最下位に近いんですよね。橋本知事が声を荒げて言ってたのをテレビで見たことがあります。

食卓で父親とそのニュースを見ていて、彼が言うのが

「またも負けたか8連隊」

という俗謡。大阪出身の兵で占められている歩兵第8連隊を馬鹿にした言葉です。父親曰く、「それも大阪の伝統だ」つまり、今の子供らの体力が劣等なのも大日本帝国時代の8連隊から続く伝統だと・・・。この俗謡、大阪出身の司馬遼太郎も本の中で触れていたように思います。司馬も大阪兵の弱さを自嘲気味に語っていました。

ちょっと気になってネットで調べてみると、どうここれは事実ではないらしい。決して弱かったわけでなく、ましてや負け戦ばかり続けていたわけではないとのこと。俗に言われることは全く根も葉もないことのようです。しかし、なぜこのようなことが言われ出したのかは全くの謎らしい。歩兵8連隊史には、そのような俗謡をあるをしり、将兵一丸となってそれを払拭しようと猛訓練を実施したと書いてあり、事実大東亜戦争初頭のコレヒドール攻略戦でも立派な戦績を残している。

しかるになぜこんな俗謡が流行ったのか実に不思議です。

今日はこれまで。

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