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2010年12月13日月曜日

戦後のこの国

こと 1 【糊塗】

(名)スル

一時しのぎにごまかすこと。その場をとりつくろうこと。
「うわべを―する」「今日まで巧(たくみ)世間耳目を―して居たのです/あめりか物語荷風)」


戦後のこの国のありようは、僕はこの言葉だとつくづく思います。
そもそもの発端の一つは、憲法9条下で自衛隊をもったこと。そしてそれをごまかすために、軍隊ではないとしたことでしょう。そこから全てが始まっています。
最近の記事でいえば、朝鮮半島有事の際に、自衛隊機で邦人を救出することは自衛隊法に明記されており可能らしいのですが、これは、僕の記憶では比較的最近の法改正だったと思います。以前は、それができなかったのです。ある意味「普通」の国に近付いた一歩と言えるのでしょうけど、実はこれ条件がありまして、「安全が確保されている」状態でなければ、それが出来ないのです!!

アホかと思いますね。安全が確保されているのならわざわざ自衛隊機でなくても民間機でいいわけで、何の為に自衛隊機なのかの意味がわかりません。現実に照らして考えれば、こんな法律のおかしなことは子どもでもわかること。

要するに、「安全が確保」されていない状態での万が一の武力行使を想定することを恐れたのですね。だからこんなわけのわからん法律で「糊塗」しているわけです。

もう、考えると厭になります。こんな国のどこに国連の常任理事国になる資格があるのというのか。
「国」と名乗ることさえ恥ずかしいようなありさまですよ。

今日はこれまで。

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