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2010年10月15日金曜日

西郷南洲遺訓

 僕が高校生の頃、母親が習字を習いに行ってまして、その習字の先生に色紙を書いてもらいました。その先生は海軍兵学校卒の旧海軍将校とのこと。


人を相手とせず天を相手とせよ
天を相手にし人を咎めず
我誠の足らざるを尋ぬべし


西郷隆盛の言葉です。


西郷の言葉は「敬天愛人」がかなり知られていますが、当時の僕には(今も)「愛」という言葉使いに違和感があって、好きな言葉ではありませんでした。


そもそも、「愛」という文字が今でいう「Love」で使われるようになったのは、明治以降の事だと思うのですが、違うのでしょうか。確信しているわけではありませんが。


昨年の大河ドラマ「直江兼続」がその兜に「愛」という字を掲げていたというのにも驚きました。またNHKが捏造して創作したかと思いましたけど、事実であったようで二重に驚きました。しかし、その「愛」は「「Love」ではなくて「愛宕神社」の「愛」というのが実相らしいというので、すっきりと腑に落ちました。


ただ、西郷がどうやって「愛」を持ち出しのかは興味深いです。おそらくキリスト教の「アガペー」ですよね、ここでいう彼のそれは。


西郷南洲遺訓の中には、西郷が「言志四録」の中で気に行った言葉を集めたものが入っています(手妙言志録)。いつだったか、僕が「言志四録」でふせんを張った文章がその中に多くでていたので、嬉しかったことを憶えてます。所詮、気にいった言葉が同じだっただけの事ですがね・・・。


西郷のことは以前ここで書きました。


http://3and1-ryo.blogspot.com/2009/07/blog-post_23.html

この人は、僕はよくわからない・・・。スケール感が違いすぎるというのが正直なところです。


今日はこれまで。

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